オマエの名前は？

ハナっからこのキチガイどもに”学習能力”とか”反省”などという人並みの理性など期待しちゃいないが、さすがにこの記事にはアキレた

　６月２１日の朝日新聞に組まれた特集「プライバシーと報道」。早い話が、「先日の列車脱線事故の際に、被害者の感情を顧みない取材方法や取り上げ方があったが、記者もよくよく考えてやったコトなので、まぁ今後は配慮するけど、許してやってくれや」という内容だ

　これくらいの特集は、もう何百回も見てきたし、大きな事件・事故のたびに”免罪符”がわりに「メディアスクラム」について考察した記事を掲載することもこいつらの常套手段。今さら特段驚いたりしない
　しかし、今回の特集にはいつものキチガイぶりを越えた”ドキチガイ”としか言いようのないくだりがあった
　「朝日新聞は実名報道が原則だ。名前は人格の基礎であり、読者が現実味を持って情報を共有できる大切な要素だと考えるからだ。」（原文まんま。太字で強調してあるのも原文どおり）

　先日は大谷昭宏の口を借りて”顔出し報道”や”被害者（しかも子供ども）”への取材の正当性を主張したばかりの朝日新聞である。今回も「さぞ名のあるジャーナリストを傀儡にして語らせているのか？」と思い、寄稿者の名前を探すが…ない
　関連するコメント（それも、かなり一般論的であたりさわりのないもの）には、何人かの著名人が写真入りで紹介されているが、肝心の本文には記者の名前すら記載されていないのである

　名前、それも何の落ち度もない”被害者”の名前を出すことをシャカリキに主張する記事を匿名で書く
　
　彼の言葉を借りれば、この記事には「現実味など持ってほしくない。情報も共有しなくて結構」ということなんだろう

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